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Channel: 洞田創研究室
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カードキャプター雑感

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こんばんは。洞田です。

さて、4月より再放送されることになった、「カードキャプターさくら」を遅ればせながら拝見させて頂きました。

 

ええと、私たち世代のオタクはみんな知っている超メジャー作品でありますが、まあ、若い世代の方はあまり知らないかもしれませんので、基本情報を述べておきますと、「カードキャプターさくら」とは、CLAMP原作のアニメで、1998年に放映され、ある世代の未来のある若者たちをゴソッとヤバい道に引きずり込んでしまった問題作です。かくいう私もその一人。なお、ジャンルは魔法少女もの、ですね。

 

しかし、それは、まさに衝撃でございました。たしかBSから始まったものと覚えております。私は、BSから降りてきたものを地上波(NHK教育)で見たのですが、まあ、当時から見ると異常なクオリティでした。変な言い方ですが、ある意味「オタクのために作られた」ニュアンスがありまして、「可愛い女の子がカワイイ服来て(しかも毎回違う!!)、みた事もないような作画のレベルで魔法モノ」という、もうそれは、数え役満だったわけでございます。

 

まさに、「カードキャプターさくら」とは、「こんなモノがあったらいいな、アレがああしてこうなって……でもそんなオタクに媚び媚びのアニメなんて、アニメを創るエラい人が作ってくれるはずないもんな(諦念)」という萌えオタクの深層の欲望を、見事に掬い取ったものでございました。しかもNHKで。

 

おっと、いやはや、思い出話はこれくらいにして、そしてこの度、再放送(第一話、第二話)を見せて頂いた訳ですが……懐かしく麗しく、あざとかったですね。

 

しかし、一点、あえて申しあげるならば、やっぱりオッサンになるとみてはいけない部分を見てしまう訳ですよ。

 

……知世ちゃんがエグい(戦慄)。

 

あのさくらさんに向ける愛の深さが怖いですね。。さくらさんをカードキャプターの世界に引きずり込んだ原因は、知世ちゃんの欲望だったというのがよく分かりました。

 

もともと、そういえば「カードキャプターさくら」という作品自体、CLAMP作品でありますから、基本「倫理的に危ない恋愛」が盛に盛られているわけですが、いやはや、リアルタイムで見ている時にはあんまり気づきませんでした。(若干、先生と利佳さんの関係にヤバげなものを感じてはいましたが……)「昔はものを 思はざりけり 」という訳ですね。

 

ちなみに、この作品はあの当時、出来得る限りの最高の画力で作られたものと思いますが、今の深夜アニメの作画でも、このレベルまでいっているのは普通に散見されることに気付きました。あの当時の私が、今の深夜アニメみたら衝撃でしょう。

 

まあ、そんなこんなで。やっぱりさくらさんは良いですね。

 

それでは、ごきげんよう。

 

 


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