こんばんは。洞田です。
落書きの更新は、pixivsketchに新しいのを公開した後に、一つ前のを当ブログにだすという感じとなっております。言わば、ロケット鉛筆方式と……あ、この例え古いですね。。
〇具足
当世具足を描いてみようということで、こうなりました。これには若干のファンタジーが入っています。ちなみに、意外な話、リアルに武士がいた江戸時代の浮世絵は、多くがこれ以上の「ファンタジー鎧」になっていて、実際の鎧とは結構違います。
なぜそうなるのかと言うのは、中々の謎ですが、別に幕府が具足姿を禁止していた、という訳ではないようです。それでしたら、そもそも武将の浮世絵かけませんものね。
ありうるのは、絵師や町人はあんまり鎧を見る機会がなく、参考にしたものが芝居(歌舞伎)で使うモノだったために、ファンタジーが入ったという説です。
江戸時代の絵師でさえそれですから、現代に生きる私はガッツリファンタジーな鎧を描いても何ら臆するところがはいはずですが……微妙に参考にしちゃうんですよね。そういう中途半端なところ、いけないところですね。
ついでに言っておけば、脇差はもっと正面に差したいところです。
さて、この絵のアタリは以下のとおり。
今回も表情で悩んだのでのっぺらぼう。得物を肩に担ぐ感じでいってたんですが、槍にしようとした時に、バランスとるの大変そう、みたいな全く不思議な感情が芽生え、地面に置きました。そういう微妙な整合性を合わせようとすることで発想が小さくなってしまうのが悪い癖なのです。
それでは、ごきげんよう。